2016年4月13日水曜日

2016年1月〜3月に見たアニメまとめ

2016年1月〜3月の期間で見たアニメ感想

灰と幻想のグリムガル

背景画が美しい。モンスターに占拠された廃墟の街が主な舞台だが、モンスターたちも知能の高い動物または、コミュニケーションがとれない異人種として描かれている。
突然、記憶も無く、知り合いもいない環境に放り込まれた、少年少女が仲間を作り、生活をするためにモンスターを狩る。そんな暮らしが日常になっていくという話。
登場人物も各個性がはっきりしていて分りやすい。設定上いろいろ謎があるのだが、謎解きは一切無しで、淡々と進行していくのが、面白いところであり、面白くないところでもある。

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ

予備知識無く見ても分りやすい。
宇宙植民地で使われる汎用の重機=モビルワーカーを使う少年労働者達が、どさくさにまぎれて会社を設立。
生存と自由を掛けて、戦闘・暴力なんでもありの活動をする。
昔の戦争の遺物(ガンダム)を持ち出して活用する。
違法な人体改造でモビルワーカーやモビルスーツを効率良く操作出来る主人公が、勝ち残っていくと言うお話。
キャラクターデザインに癖があるが、作画崩壊しにくい描きやすそうなデザイン。一方でメカ関係はリアル指向でしっかり描いてある。
鬱展開になりそうな要素は多いが、主人公の仲間たちの「成り上がり」をめざす前向きな元気さが、明るい雰囲気を作っている。
終盤の厳しい戦闘は、かなり辛かったが、ラストはさわやか。
第2期も楽しみ。

昭和元禄落語心中

落語が題材のアニメなんて成り立つのか?と思ったが、面白かった。
このシーズンで一番良かった。
中心になるのは「八雲と助六編」
登場人物が、それぞれコンプレックスを抱えていて、微妙な距離感を取りながら破滅と再生へ向かう様子に、ゾクゾクさせられた。
助六とみよ吉の最期は、説得力に欠ける展開で残念だったが、それも八雲の語りの中の事なので、真相は?という事なのだろうか。
これも、第二期が楽しみ。

亜人

アニメーションとしては、「シドニアの騎士」と同じ手法で作っている様に見える。
人物の演技とか動きが、フワフワした感じに見える。
設定が難しい分、お話はストレートに進んで分りやすい。
主人公の最初の協力者であるバイクの少年が、別れたっきり登場しないのが気になる。
異物を研究し排除しようとする人間と、特殊な能力を備えたテロリストの存在と、主人公の関係が面白かった。
親から子へ能力が引き継がれるというような、遺伝的な要素が無い所は好感が持てる。


僕だけがいない街

タイムリープ物ミステリーの傑作と言える。
主人公が子供に戻った時の、子供たちの友情がいい感じ。
設定にはいろいろと詰めの甘い部分があるが、それ以上に人間関係や心情描写で引っ張っていく展開が心地よかった。
リバイバル中のフィルムを巻き戻すような演出も良かった。

ヘビーオブジェクト

絶対に倒す事の出来ないはずの、巨大な敵に立ち向かい、知恵と勇気と機転と運で乗り越えていく話しかと思って視聴。(アルドノアゼロの第一シーズンのような感じを期待)
2エピソードぐらいは、いい感じで進んでいた。
その後ネタ切れなのか、機智を巡らせる戦闘は減り、
観念的な世界観というか設定にもなじめず、美男美女が織りなすドタバタにはあまり興味を引かれず、最後まで見る事なく終了しました。

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