平成25年7月13日から平成25年9月16日までの企画展。
会期中のイベントの一つ、「開田裕治さんと木村兼光さんのトークショー」に行ってきました。
備前長船刀剣博物館にて
企画展の内容は、イラスト・マンガなどの作品中に登場する武器を、日本刀の刀鍛冶の人が再現するという企画。
二次元のイラスト・マンガの作品と、日本刀が並べて展示してあります。
その中の一つで、イラストレータの開田裕治さんの作品と、そのイラストに描かれている「刀」を、刀鍛冶の木村兼光さんが日本刀として再現した作品があります。
このイラストは、開田さんがこの展覧会のために、木村さんと打合せをしながら描いた作品だそうです。
トークショーでは、開田裕治さんと木村兼光さんが、備前長船の地で、この企画の為に初めて出会ったときの話から、完成までの苦労についてを聞かせてもらいました。
また、刀鍛冶という仕事についても聞くことができました。
トークショーのお客さんは、開田裕治さんのファンと日本刀好きの人が中心。日本刀のコレクターの人や、居合いをやっていて兼光さんの刀を使っているという方も来ていました。
↓開田裕治さん
↓木村兼光さん
日本刀を作る人について聞いた事(木村兼光 赤松太郎兼光 情報)
- だいたい5年間の修行で刀匠の資格を得られる。
- 刀匠に注文すれば、日本刀は購入できる。
- いろいろ、細かくオーダーする事も出来る。
- 値段は、だいたい、1本200万円くらいか?
- 刀匠は、日本刀は月に2本、脇差しは3本まで作る事が許されている。
- 日本刀が出来るまでには、刀匠の他に、「はばき」や「さや」など色々なパーツを作る職人さんの手を経る。
- 刀匠も商売なので、注文が欲しい。
- 木村さんは34歳(平成25年9月現在)、19歳から修行して24歳で刀匠になり10年経過。
- マンガの蔵書は約5000冊
- 代々、熊本で刀鍛冶をやっている。
- 野球をやっていた。
- 腕とかは火傷のあとがいっぱい。
- 木村兼光は、いかにも九州のイケメン
トークショーの後は、木村さんが持って来ていた作品を間近で見る会。
みなさん、実際に刀を構えさせてもらってました。(私は遠慮したのですが・・・。)
作品の日本刀を手に取って解説する木村兼光さん(左)と、それを見ている開田裕治さん(右) |
お二人のサインも色紙にいただきました。
この、企画展は、小池一夫、池上遼一、小島剛夕、高橋留美子、天野喜孝、たくま明正などの作家さんの既存のマンガ・イラスト作品に合わせて作った、日本刀の展示がありました。
おそらく、開田裕治さんや夢路キリコさんの作品は既存の物ではなく、この企画展の為に、コンテンツアーティストと日本刀を作る職人の方が打合せをしながら、書き下ろした作品だと思います。
夢路キリコさんと、藤原兼房(25代・26代)の作品は、良かったと思います。
以下、オフィシャルの情報のコピー
開催日時 平成25年7月13日(土)~9月16日(月・祝)
休館日 月曜日
※ただし、月曜日が祝日の場合は開館し、翌日休館
開館時間 9時~17時 (入館は16時30分まで)
一般700円、高大生500円、小中学生200円
※団体・年齢割引、各種割引券適用不可
※未就学児、障害者手帳持参者及び付き添い1名まで無料
※特別展オリジナルクリアファイルプレゼント
(有料入館者のみ、数量限定 長船限定バージョン)
備前長船刀剣博物館 オフィシャルホームページ
http://www.city.setouchi.lg.jp/~osa-token/index.htm
〒701-4271
岡山県瀬戸内市長船町長船966
Tel:0869-66-7767
Fax:0869-66-7971
アクセス
最寄駅
JR赤穂線 長船駅(岡山駅より約30分)
駅よりタクシーで7分
バス
JR岡山駅から
宇野バス/「片上」行「舟山」バス停下車 徒歩10分
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